必要な語学力を身につける

留学前に、どのくらいの語学力をつけておいたほうがよいのでしょうか。求められている語学力は、留学の種類やプログラムによって異なります。今の自分の語学力を把握して、余裕をもって計画的に対策・準備を進めましょう。

また、多くのプログラムは、留学前から必ずしもペラペラになっておかなければならないというわけではありませんが、日本にいるときから十分に外国語を学習しておくことにより、貴重な留学期間をより楽しく有意義に過ごすことが出来ます。

ここでは、留学を考えているみなさんが必要な語学力を身につけるためのYNUの各種の取り組みと、無料で活用できるオンライン学習ツールを紹介します。

YNUの取り組み

英語による授業に慣れよう

誰でも初めての留学では、留学先で英語の授業についていけるか不安に感じるもの。YNUでは、グローバル教育科目を中心に、英語による授業科目を年間約70科目開講しています。英語での授業に慣れるだけでなく、世界各国から来ている外国人留学生との交流を深める機会にもなります。なお、これらの科目の多くは「グローバルPlus ONE副専攻プログラム」の単位として認められます。

YNUで学べる外国語

YNUでは、英語、ドイツ語、フランス語、イスパニア語、ロシア語、中国語、朝鮮語などが学べます。

外国語でのディスカッション力をつけよう~トークタイム

英語を机上でがんばって勉強していても、いざ話そうとしてなかなか言葉が出てこないというのはよくあること。YNUには外国人留学生と日本人学生が昼食を取りながら気軽に色々なトピックについて多言語で自由に話し合う「トークタイム」という時間があります。トピックは様々で、外国人留学生との交流を深め、英語でディスカッションをする練習にもなります。誰でも自由に参加できます。使用言語も含めて詳細は掲示で確認してください。

リーディング力をつけよう~中央図書館 英語多読リーダー

留学先で授業についていくためには、英語の資料を早く・正確に読むリーディング力も必要です。 リーディング力を鍛えるには、「多読(Extensive Reading)」という、 たくさんの英語の本を読むことで英語力を高める学習法がおすすめです。 YNU中央図書館の3F「アクセスコーナー」には、 多読向けの簡単な英語で書かれた薄めの本(Graded ReadersやLeveled Readersと言います)が 多数所蔵されています(高大接続・全学教育推進センターロビーにも貸し出し用の英語に関する本がありますので利用してください)。

また、図書館ブクログ YNUで読める多読リーダーでは、 多読向けの電子ブックの一部をテスト公開しており、無料で利用することができます。 詳細は図書館英語多読リーダーの紹介を参照してください。

なお、現在、附属図書館では、図書館にある英語多読本を読んで記録していくだけで、 自分がどのくらい英語を読んだかがひとめで確認でき、 多読本を読んだ語数の達成度に応じて景品がもらえる 多読マラソン を企画しています。 気軽に参加登録してみてください。

ROSETTA STONEのライセンス無料貸出サービス

Rosetta Stone(ロゼッタストーン)はまるで海外で語学を習得するように学習することができる語学学習ソフトウェアです。暗記や翻訳などではなく、外国語のまま理解し、外国語のまま考えるトレーニングになります。YNUでは学部・大学院において留学が認められた学生のうち英語以外の言語を学習したい学生と、英語圏以外への留学を検討している学生には、このロゼッタストーンのライセンスを無料で貸し出しています。詳細は学生センター2階学務部教育企画課までお問い合わせください。

ネットラーニングシステム ATR CALL BRIX

YNUでは、学生は無料で利用できる英語自習システムとして「ATR CALL BRIX」を導入しています。学務情報システムからログインして利用します。利用マニュアルはこちらから。

その他、無料で活用できるオンライン学習ツールなど

MOOCS(MASSIVE OPEN ONLINE COURSE)

MOOCS(ムークス)とは大規模公開オンライン講座のことで、世界的に有名な大学をはじめとする高等教育機関や企業等がインターネットを通じて全世界に公開している講義・履修コースです。電子掲示板を使って世界中の受講者とつながることもできます。MOOCSの代表的なプラットフォームとしてCourseraedXUdacityなどがあります。インターネットに接続できる環境があれば誰でも基本的に無料で受講できます。留学中のイメージトレーニングも兼ねて受講してみてはいかがでしょうか。

TEDTALKS

TEDは、学術・エンターテイメント・デザインなど様々な分野の人物が英語でプレゼンテーションを行う大規模な世界的講演会を毎年主催している非営利団体です。その講演会の動画がTEDTalksとしてネットで無料公開されているのをご存じですか。魅力的なコンテンツもさることながら、英語の字幕がついていることも多いので、リスニングの教材にもなります。ぜひ活用してみてください。

奨学金を申請する

留学先によっては寮費が高額になるところもありますし、YNUで加入を義務付けている保険のほかに派遣先国や派遣先大学で加入が義務付けられる場合もあります。留学に掛かる費用や資金については、交換留学応募前から保護者等と十分に相談し、必要であれば各自の留学に合った奨学金に申請しましょう。奨学金は募集期間が限定されているものが多く、留学が決定してから探しては間に合わない場合もありますので、情報収集は早めに行うようにしましょう。

JASSO海外留学支援制度(協定派遣)

大学が実施する交換留学や短期留学プログラムに対する支援として、独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)が実施している給付型奨学金制度で、奨学金額は月額6~10万円(派遣地域により異なる)です。大学からJASSOへプログラムとして申請後、採択されるか不採択となるかが毎年度プログラム単位で決定されます。対象者は、採択されたプログラムに参加する正規生で日本国籍を有する者又は日本への永住が許可されている者で、所定の成績評価係数以上であることなどの要件を満たしている必要があります。

JASSO第二種奨学金

交換留学(派遣)の他、私費による休学留学、研究留学等による留学も対象となります。申請時期は留学時期によって異なります。例年、8月~11月開始者は5月、12月~3月開始者は9月に募集を行っており、申請締切は学生センター掲示板及び各部局掲示板へ掲載しています。申請にあたって必要な案内を配布してるので希望する人は学生センター窓口に取りに来てください。

横浜国立大学学術交流奨励事業(交換留学派遣生奨学金)

YNUから、交換留学派遣生を対象として、日本学生支援機構による海外留学支援制度(協定派遣)の採用者を除く希望者の中から、選考の上、1人10万円(1回限り)を上限に奨学金として支給しています。支給人数等は年度により異なります。この奨学金への申請を希望する者は、交換留学に応募する際に、交換留学派遣申請書の該当欄に記入し申請してください。

官民協働海外留学支援制度~トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム~

官民協働海外留学支援制度~トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム~は、文部科学省が意欲と能力ある全ての日本の若者が、海外留学に自ら一歩を踏み出す気運を醸成することを目的として2013年10月から開始した留学促進キャンペーン「トビタテ!留学JAPAN」の主な取り組みのひとつとして2014年からスタートした官民協働で取り組む海外留学支援制度です。金額は渡航先及び家計基準によって異なり、返済不要の給付型です。インターンシップ、フィールドワーク等の実践活動が含まれている留学計画が対象となり、大学を通しての応募になります。YNUからは毎年数名の学生(第1期から第6期まで合計18名)が採択されています。

その他の奨学金

その他、留学先で学位を取得するものを対象としたものが主になりますが、外国政府等の奨学金、地方自治体や民間団体の奨学金など色々な奨学金があります。それぞれ募集対象者、条件、応募時期等が異なり、内容も、給付型・一部貸与型など種類も様々で、留学開始後に応募する奨学金などもあります。長期の準備期間が必要な場合もあるので、早めに、自分の条件に合ったものを探してみましょう。詳細は日本学生支援機構の海外留学支援サイトで確認できる他、学生センター2階で奨学金ファイル等を閲覧することもできます。応募手続きは個人で行いますが、中には大学からまとめて応募するものもあります。

危機管理と海外安全情報

海外では、日本と違った危険があったり、今まで想像もしていなかった事件・事故に巻き込まれたりするケースもあります。海外で生活するうえでの十分な知識と意識を持って渡航しましょう。

海外旅行安全対策・危機管理Iの履修

YNUでは、海外に学修に行く場合の事前研修として「海外旅行安全対策・危機管理I」を年に数回開講しています。この科目はWEB学修とスクリーニングからなり、海外生活のために必要な安全対策・危機管理・健康安全管理・緊急事態への対処の仕方・異文化との付き合い方を学ぶことができます。交換留学やYNU短期語学研修等に参加する学生は本科目の履修が求められているほか、海外での学修について「グローバルPlusONE副専攻プログラム」の科目群Aを利用して単位認定を希望する学生は、事前に本科目(またはそれに準じる内容)を履修する必要があります。なお、交換留学の場合は、これに加えて渡航前の諸準備や派遣に関する注意事項、留学保険・提出書類等の説明を行う派遣前オリエンテーションへの参加も義務となっています。

保険

留学中のトラブル例

YNUでは、交換留学等で留学する学生に対して、YNUが指定する留学保険へ加入することを義務付けています。保険が必要となると想定されるのは、例えば次のような場合です。

  • 交通事故で現地の病院に入院した。
  • 故意によらず他人にけがをさせたり他人の物に損害を与えたりして法律上の損害賠償責任を負った。
  • 事故に遭い現地で手術を受けた後、日本での継続治療が必要となり日本への医療搬送が必要となった。

留学サポートプログラム

交換留学派遣生は、YNUの指定する留学サポートプログラム(OSSMA) に加入することになっています。これに加入することにより、24時間・365日、事故・病気の場合の対応やメールによる病気相談等の各種サービスを日本語で受けることができます。

海外安全情報

必ず留学前・留学中に派遣先および近隣諸国の安全情報を確認しておきましょう。下記の外務省・海外安全ホームページに、渡航先国の治安・医療情報・日本人が巻き込まれがちなトラブルの紹介と回避策などの情報が掲載されています。

また、留学先の政治、経済、歴史、宗教、教育、文化、風俗、習慣を知り、理解しておくと無用なトラブルを避けることにつながります。積極的に現地の情報を得ておきましょう。

その他、厚生労働省の「海外渡航者のための感染症情報」では、病気予防のための注意、国・地域別の感染症情報(新型インフルエンザも含む)、予防接種情報などが紹介されています。

外務省・海外安全ホームページ

国別生活情報 国際協力事業団(JICA)

日本学生支援機構(JASSO)海外留学支援サイト

海外渡航時の届出について

海外へ渡航(観光旅行を含む)する際は、事前に所属する学部・大学院の担当係まで、海外渡航届(学生)を提出してください。

就職活動の時期を確認しよう

派遣先大学の学年暦はYNUの学年暦と異なるため、就職活動のスケジュールを確認した上で留学計画を立てましょう。例えば、3年次に米国へ派遣される学生は、就職活動に備えて、派遣先大学のセメスターが終了次第(4年次前期・5月~6月くらい)帰国するパターンが多いです。就職活動の詳細についてはキャリア・サポートルーム(学生センター3階)で相談しましょう。特に年度によって就職活動のスケジュールが変更になる可能性があるので、事前に確認しておきましょう。

留学期間が在学期間に含まれるかを確認しよう

交換留学(派遣)生は通常、修業年限(学部生4年間、大学院生の修士課程・博士課程前期2年、博士課程後期3年)で卒業・修了できるように制度を整えていますが、留学期間が在学期間に含まれない場合や、修業年限中に卒業に必要な単位を修得できなかった場合には、修業年限を越えることもあります。卒業の時期がいつになるのかを確認した上で留学計画を立てましょう。詳細は各学部等学務担当係で確認できます。

留学前、留学中から就職活動に備えよう

3年次で留学する方は、帰国後の就職活動について不安があると思いますが、留学前、留学中から備えておけることはたくさんありますので、しっかり準備をしておきましょう。

どのような職業や企業があるのかを知る

就職先を考える際に、世の中にどのような仕事や企業があるのかを知らないと本当に自分に合う企業を見つけることができません。まずは色々な業界・企業、職種を知り、その中で自分に合いそうなところを探してみましょう。留学中でもインターネットを活用して調べることができますので、空き時間を活用して選択肢を拡げておきましょう。また、普段からニュースを見て、世の中の動きをフォローしておきましょう。

留学の目的、学んだことを明確にする

留学ではたくさんの貴重な経験に出会えると思います。留学の目的やどんなことを学んだのかを明確にしておきましょう。

企業の選考スケジュールを確認する

留学中に就職活動の広報解禁日を迎える場合は、多くの企業が広報解禁日と共に一斉にエントリーを受け付けます。企業へのエントリーはほとんどが大手ナビサイトや自社HPを通じて受け付けていますし、その後もエントリーシート提出やWEBテスト受験など、面接等の選考に至るまでのプロセスはWEBや郵送で済む場合があります。企業の選考スケジュールを確認し、留学中から対応できそうな企業については積極的に応募するようにしましょう。

海外留学経験者向けキャリアフォーラムに参加しよう

海外留学経験者向けのキャリアフォーラムを、海外や日本国内で実施している就職支援会社もありますので、留学中や帰国後に参加できるものがある場合は、積極的に参加するようにしましょう。

株式会社ディスコが運営する日英バイリンガルのための就職サイト(CFN)

留学経験者向け採用を行っている企業を調べよう

学生の留学を積極的に応援している企業や団体は、7月以降に留学経験者向けの採用を行っている場合もありますので、情報を逃さないようにしましょう。

トビタテ!留学JAPAN支援企業・団体と先輩留学生からのメッセージ

過去の留学経験者就職先

IHI、EYアドバイザリー、川崎重工業、JR東日本、時事通信社、ソフトバンク、豊田通商、日本アイ・ビー・エム、丸紅、三井物産など

説明会やセミナーに行ってみよう

YNUでは、留学に関する情報提供の場として、下記のような各種説明会・セミナー等を開催しています。

そのほかにも、交換留学で派遣される学生は、派遣前オリエンテーションや留学を終えて帰国した学生との座談会などで、留学の準備に関する案内や、留学を経験した先輩の体験談を聞くことができます。

インターナショナルウィーク(5月)

YNU留学コーディネーター教員による交換留学相談会や、TOEFL iBTやIELTSのスキルアップ講座、留学経験者による留学座談会や協定校紹介プレゼンテーションがあります。期間中は、協定大学や留学生の出身国などについてのパネルも展示されます。

インターナショナル・ウィーク留学座談会

インターナショナル・ウィーク2017

海外留学説明会・TOEFL及びIELTS説明会(5月)

交換留学についての紹介、海外渡航における心構え、TOEFL iBTやIELTSの説明のほか、学部生を対象に個別相談も受けられます。

学生センターで留学交流係に相談してみよう

学生センター2階の国際教育課留学交流係では、交換留学を中心に留学に関する相談ができるほか、協定校情報、交換留学や短期英語研修の報告書、交換留学アンケート、留学費用調べ、交換留学派遣生の認定科目・単位数調べなどの学内向けの資料や、語学試験情報、奨学金情報、留学フェア情報等の各種パンフレットやチラシを見ることができます。

留学生との交流イベントに参加してみよう

YNUには、105ISLといった留学生を支援する学生グループがあります。これらのグループは日常的に支援しているほか、交流イベントを企画しています。まずは学内で留学生の友達を作ってみませんか?

チューターになってみる

YNUには日本人学生や先輩留学生が、留学生の生活や勉強のサポートを行うチューター制度があります。海外から留学してきた学生にはどんなニーズがあるのかを知ることは、自分が留学する際の参考にもなりますし、純粋に留学生と交流を深める機会にもなります。チューターになりたい方は、所属する学部・大学院の留学生担当教員や自分の指導教員に希望を伝えてみてください。